長年遊びたいなと思いつつプレミアついてて諦めてたら移植！だったので遊びました。
先に書くと好き：嫌が0.5：9.5くらいです、それでもよければ読んでください
いや～～～………ぜんっぜん！向いてなかった 笑
ゲーム性も、内容も、結末も、何も向いてなかった…でも遊んでよかったです
時代とか、自分の年齢とか、エンタメの手法に多く触れてしまったとか、色々要因はあると思うのだけれど…
「RPG好きに贈るアンチRPG」「伝説のゲーム」のようなキャッチコピーに対して
期待した方向が違ったのかなあと
宣伝とか評判とかから生まれた期待っていうのはゲームのせいではないので、不運だったけど
RPG好き、ひいてはゲーム好きにに贈るゲームには私は思えなかったので
この人を選ぶであろうゲームに選ばれなかったんだなって思った
ゲーム性のゆったりさがまず合わなくて、待たなければならないのに待つとゲームオーバー…
お気に入りのMDをかけながら行き交う人を眺め、曜日ごとの違いを楽しみ、
隅々まで歩き、謎の断片を集め考えて人と情報交換しあれこれ試す…という
この世界の住人となってこの世界を好きになって、ゲーム内外で没頭しないとつらいと思った
不便さをむしろ楽しむゲームにおいて、不便だなあ～で終わってしまうのは向いてない証拠
一度ゆったりさが合わないなと思うと当時なら別に普通であるUI面すら気になってしまった
2度目のテキスト飛ばせなかったり、ものを買うと都度正面を向いて複数買いたい時困ったり
たぶん、全部好きな人には好きな部分だと思うので
いいところ悪いところという話ではなくこのゲームの特徴そのものが向いてなかったのだなあと
でもゲーム性については終わってみれば割と些細で…結末
そんなにゲームのこと憎いですか？って思っちゃった
たぶん本当はそういうことじゃないんだと思う、表面的なことしか見えてないのかもしれない
短絡的な感想かもしれない…
それでも、初見の印象としてショックだなあが全面に出てきてしまった
ゲームの世界であること、主人公は異物であるということは冒頭からわかってたし
愛着を持たせて落とす(私は愛着すらあまり持てなかったとはいえ)は手法として理解できる…けど
まさかゲームそのものを否定されるとは
扉の向こう、現実世界とミックスされたED真面目に見る気にもなれず
さすがに、逆説的にゲームっていいよって言いたいのか…とは取れなかった
扉を開けて外に出よう、ゲームなんてやめなさい10000％だった
色々風刺的にわざと過激にしている面もあれど、中でもオマージュの中心として置かれているドラクエ、
ものすごく悪意のある描き方でドラクエ好きなので普通に嫌な気になってしまった
RPGをメタ的観点で、勇者ではない側から見る…というのが新しかったのだと思うけど
メタ的な皮肉めいた言い方をするにしても
「物も言わずにタンスの引き出しを調べてちいさなメダルを探すような異常な行為だよ」って
サマーズのセリフの方がよっぽどウィットに富んでて、元ネタも下げず、好きだなあと思うな…
そういうことをやりたいのではないことは理解していても、感情として嫌だった
最後の2択のマルチEDはよかった
あれコンティニュー選んじゃうよね…というのと
バッドエンドにこんなに呆然とするゲームもないだろうなと思うととてもいい
ゲームをよくよく遊んで汲み取っていたら正しい選択肢を選べるというのはまさしくゲームだった
どっちも見ました
NPCだとフローレンスの話がよかったな
ベイカーは最後の最後にびっくりさせすぎ
こんなにモヤモヤしてる時点でこのゲームにすっかり取り込まれてる感
プラマイ置いといて刺さってるのだろうと思うし
唯一無二のゲームなことも理解したしそういう体験だったと思う
そして今人の感想がものすごく色々読みたい
いいも悪いも好きも嫌いも全部読みたい…
